月刊オプトロニクス2016年7月号レビュー
2016年7月号特集は、光技術の宇宙応用を取り上げています。宇宙開発競争が活発化し,商業化も進みつつある中,宇宙が身近なものとなりつつあります。それに伴い,宇宙機器産業の規模も拡大していますが,光技術の応用も進んでおり,宇宙産業の発展につながっています。本特集は充実した内容となっています。
目次
■特集 飛翔!光技術の宇宙応用
宇宙で実用化される光学技術
国立研究開発法人 理化学研究所 和田 智之
超小型衛星と衛星搭載型小型光学センサー
北海道大学 高橋 幸弘
超高強度レーザー場を用いた宇宙暗黒場探索の展望
広島大学 本間 謙輔
レーザーアブレーションによる宇宙デブリ脱軌道 平和で安全な宇宙を次世代に
国立研究開発法人理化学研究所 戎崎 俊一,和田 智之
宇宙太陽光エネルギーの無線伝送
光産業創成大学院大学 藤田 和久
ライダーを用いた宇宙からの地球観測
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 境澤 大亮
宇宙における光学計測システムの歴史
国立研究開発法人 理化学研究所 津野 克彦
光衛星通信の研究開発動向
国立研究開発法人 情報通信研究機構 豊嶋 守生
■赤外線の手引き
非冷却赤外線イメージセンサとカメラの最近の話題
立命館大学 木股 雅章
非冷却遠赤外線イメージング市場は本格勝負の時 ─自動走行,Automation化,新規市場創造など─
(株)テクノ・システム・リサーチ 高澤 里美
DCS2016に見る宇宙防衛分野での赤外線技術の利用動向
オプティワ(株) 岩越 尚樹
■インタビュー
光を素材として扱い,陰影を与えて空間や物体の魅力を高める
照明デザイナー Tokyo Lighting Design LLC代表 矢野 大輔
■連載
よく分かる光学機器入門 第4回 内視鏡
チームオプト(株) 槌田 博文
ひかり発見 第19回 ミラーⅠ
(株)オプト・イーカレッジ 河合 滋
■シリーズ
ドレスト光子が切り拓く革新的光技術
第4回 パテントマップでみるドレスト光子工学の技術動向
ミノル国際特許事務所 安彦 元
■Photo-Tech News & Report
世界初の紫外域から近赤外まで1台で動作する空間光位相変調器 ─京都光技術研究会に参画する5社が共同開発
「熟成した8K」の開発に移行するNHK放送技術研究所
重要度を増す光技術─自動車産業分野を巡る注目の製品
■フォトニクスワールドマーケット&トレンド
赤外光検出器および画像化システム市場 2020年には71億8400万ドルの規模に
(株)グローバルインフォーメーション 常岡 理恵
■光業界トピックス
産総研と東大,OPERANDO-OIL設立を発表
■コラム
ひかりがたり 第40話 光は旅はどんな旅?
月谷 昌之介
発明・特許のこぼれ話 第103回 環境発電
友野国際特許事務所 鴫原 正義
アナザーアングル vol.31 これからの「ものづくり」
編集顧問 川尻 多加志
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